
鴨川温泉
Kamogawa Onsen房総半島外房の海辺の温泉。波打ち際の塩化物泉と鴨川シーワールドで知られる。
漁港から太平洋のリゾートへ
鴨川市は房総半島東岸に位置し、海はそのまま太平洋へと続きます。 旧安房国の漁村が連なる海岸線の歴史は長く、市内には今も五つの現役漁港 を擁する漁業がこの土地の生業を支えています。リゾート地としての性格は 二十世紀後半に強まり、昭和三十三年(一九五八年)には海岸一帯が南房 総国定公園に編入され、昭和四十六年に鴨川は市制を施行しました。温泉 の歴史はさらに新しく、昭和五十八年に太海で含硫黄冷鉱泉が湧き、 平成十年には町の中心にある鴨川館が大深度掘削で自源泉を得ます。そ して平成十五年(二〇〇三年)四月、自源泉を持たない宿泊施設が金山川 上流の自然湧出泉を共同で整備し、鴨川温泉 なぎさの湯として開湯した ことで、温泉郷としての姿が整いました。東京からはJR外房線の特急で 安房鴨川駅まで二時間ほど、日帰り圏の海辺の温泉地です。
波打ち際の露天
鴨川温泉を一言で示すのは、太平洋の波頭を正面に受ける海辺の露天風呂 の景色でしょう。旅館は海岸線にほぼ一列に並び、湯船の窓のほとんどが沖 を向いています。房総の温暖な気候は冬も穏やかで夏も海風に救われる ため、露天風呂は年間を通じて主役の座を譲りません。食の文化は湯と切り 離せず、宿の徒歩圏には鴨川魚市場が朝の水揚げを並べ、夕餉の膳には 水揚げそのままの刺身と、季節には房総の磯から獲れた伊勢海老が 当然のように並びます。
海辺の周辺
少し南へ足を延ばせば、仁右衛門島を正面に望む景勝地太海海岸が 広がり、朝日の名所として親しまれています。中心部から北へは大型水族館 鴨川シーワールドが海岸沿いに構え、シャチやベルーガのプログラム で知られます。内陸に視線を移せば、若き日蓮の修学の地として伝わる清 澄山の清澄寺へと続く参詣道が、海から南房総の山並みへと延びてお り、湯の夜と気持ちよく組み合わせることができます。
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近隣の温泉地
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参考・出典
- 鴨川温泉旅館協同組合official— 鴨川海岸沿いの加盟旅館を擁する協同組合の公式サイトです。
- 鴨川温泉郷 — Wikipedia (JA)— 一九九八年の鴨川館の大深度掘削、平成十五年の「なぎさの湯」開湯、泉質、加盟旅館数に関する参考資料です。
- Kamogawa, Chiba — Wikipedia (EN)— 漁港経済、一九五八年の南房総国定公園編入、鴨川市概況に関する一般的参考資料です。
- かもナビ「太海海岸」official— 太海海岸と仁右衛門島を紹介する市の観光ポータルのページです。
- att.JAPAN「勝浦温泉・鴨川温泉」— 房総太平洋岸の温暖な気候と海の幸を併せて紹介する旅行案内資料です。
