天然紀三井寺温泉花の湯はやし大浴場

湯の詳細

天然紀三井寺温泉花の湯はやし大浴場

湯の成分と効能、その根拠まで。

塩化物泉ナトリウム・カルシウム・マグネシウム−塩化物温泉

ナトリウム・カルシウム・マグネシウムを含む塩化物冷鉱泉で、含鉄の冠が示すとおり鉄分を多く含み、空気に触れると湯口の無色澄明から黄褐色微濁へと変わっていく。源泉温度は19.5℃と低く、加温して提供される冷鉱泉。中性で適度なミネラル(成分総計5.376 g/kg)を含み、弱い鉄錆臭と微塩味が湯ごたえを与える一杯。

こんな効能

温まり

塩分が肌に膜をつくって熱の逃げを抑えるので、湯あがりの温かさが長く続きます(いわゆる熱の湯)。

冷え性に

きず

塩化物・硫酸塩・硫黄を含むミネラル豊富な湯は、軽い切り傷や治りにくい肌に古くから良いとされます。

軽い切り傷に

分析書記載:きりきず

疲労回復

温熱と浮力がストレス指標を下げ睡眠を改善。習慣的な入浴はうつの低さと関連します。

疲れ・ストレスに

分析書記載:自律神経不安定症病後回復期疲労回復健康増進うつ状態

注意

禁忌症
  • 病気の活動期(特に熱のあるとき)
  • 活動性の結核
  • 進行性の悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合
  • 少し動くとも苦しくなるような重い心臓・肺の病気
  • むくみのあるような重い腎臓の病気
  • 消化管出血
  • 目に見える出血があるとき
  • 慢性の病気の急性増悪期

成分(全項目)

バーは各イオンのミリ価%(その組内での電荷の割合)。20%以上が泉質名になります。ガス・けい酸・微量金属は重量のみで表示。

陽イオンミリ価%
  • ナトリウム941mgP82 全国
  • カルシウム612mgP93 全国
  • マグネシウム237mgP97 全国
  • FeTotal26.0mgP100 全国
  • マンガン10.1mgP98 全国
  • カリウム13.6mgP53 全国
  • アルミニウム< —mg
  • 水素< —mg
陰イオンミリ価%
  • 塩化物3,019mgP89 全国
  • 炭酸水素塩314mgP64 全国
  • 硫酸塩83.8mgP53 全国
  • BO2< —mg
  • 炭酸塩< —mg
  • フッ化物< —mg
  • 硫化水素< —mg
  • HSiO3< —mg
  • 水酸化物< —mg
  • チオ硫酸< —mg
非解離成分重量で表示
  • メタけい酸44.3mgP27 全国
  • メタほう酸4.8mgP36 全国
溶存ガス重量で表示
  • 遊離二酸化炭素69.9mgP74 全国
  • 遊離硫化水素< —mg
微量成分重量で表示
  • 総砒素0.01mgP34 全国
  • カドミウム< —mg
  • < —mg
  • 総水銀< —mg
  • < —mg

源泉での測定

pH
7.10
中性
源泉温度
19.5°C
冷鉱泉
浸透圧
5.31g/kg
低張性
湧出量
153L/min
標準
遊離CO₂
70mg/kg

分析書より

  • 筋肉又は関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)
  • 運動麻痺における筋肉のこわばり
  • 胃腸機能の低下(胃もたれ、腸にガスがたまるなど)
  • 軽症高血圧
  • 耐糖能異常(糖尿病)
  • 軽い高コレステロール血症
  • 軽い喘息又は肺気腫
  • 痔の痛み
  • ストレスによる諸症状(睡眠障害など)
  • 末梢循環障害
  • 冷え症
  • 皮膚乾燥症

根拠

  1. Maeda M. 温泉の医学的効果とその科学的根拠. J. Hot Spring Science 70:197–207, 2021.
  2. Kario K et al. Hemodynamic Effects of Hot Spring Bathing. Hypertension Research 46(3):711–720, 2023.
  3. Naito Y et al. A Hot-Spring Water Improves Inflammatory Conditions in an Atopic Dermatitis Model. Biomedicines 13(11):2707, 2025.
  4. Takeda M et al. Hot spring bathing practices have a positive effect on mental health in Japan. Heliyon 9(9):e19631, 2023.

教育目的であり医療アドバイスではありません。持病のある方は温泉療法の前に医師にご相談ください。