湯単純温泉
成分が濃くなく、刺激の少ない単純温泉。源泉温度は国内有数の高温泉に入る熱さだが、湯そのものの当たりはやわらかく体にやさしい。掲示の泉質別適応症には自律神経不安定症、不眠症、うつ状態が並び、神経を静めて休ませる方向の湯として案内されている。掲示は浴用のみを対象とし、飲用する場合は保健所長の許可が必要と明記されている。
こんな効能
筋肉・関節
温熱がこわばりをほぐし痛みの閾値を上げます。関節・筋肉の痛みには放射能泉と硫酸塩泉のエビデンスが特に強い。
肩こりに
分析書記載:運動麻痺における筋肉のこわばり
疲労回復
温熱と浮力がストレス指標を下げ睡眠を改善。習慣的な入浴はうつの低さと関連します。
疲れ・ストレスに
分析書記載:病後回復期疲労回復健康増進自律神経不安定症不眠症うつ状態
注意
禁忌症
- 病気の活動期(特に熱のあるとき)
- 活動性の結核
- 進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合
- 少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気
- むくみのあるような重い腎臓の病気
- 消化管出血
- 目に見える出血があるとき
- 慢性の病気の急性増悪期
源泉での測定
源泉温度
68.3°C
高温泉
分析書より
- 筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫など慢性期)
- 冷え性
- 末梢循環障害
- 胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)
- 軽症高血圧
- 耐糖能異常(糖尿病)
- 軽い高コレステロール血症
- 軽いぜんそく又は肺気腫
- 痔の痛み
- ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)
根拠
- Maeda M. 温泉の医学的効果とその科学的根拠. J. Hot Spring Science 70:197–207, 2021.
- Donaubauer AJ et al. Serial radon spa therapy on pain in musculoskeletal disorders. Frontiers in Immunology, 2024.
- Verhagen AP et al. Balneotherapy for rheumatoid arthritis. Cochrane Database of Systematic Reviews CD000518, 2015.
- Takeda M et al. Hot spring bathing practices have a positive effect on mental health in Japan. Heliyon 9(9):e19631, 2023.