(金泉)有明1号泉と有明2号泉の混合泉Kinsen — Ariake No.1 and No.2 Blended Spring
有明1号泉と有明2号泉を混ぜた有馬の金泉。含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉で、湧出時は無色透明ながら空気に触れると茶褐色に濁る。81.0℃の高温泉で強い塩味と金気を帯び、蒸発残留物は26.35 g/kgと濃厚、湯上がりの肌に塩のヴェールを残す。きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症が泉質別適応症に挙げられている。
こんな効能
筋肉・関節
温熱がこわばりをほぐし痛みの閾値を上げます。関節・筋肉の痛みには放射能泉と硫酸塩泉のエビデンスが特に強い。
肩こりに
温まり
塩分が肌に膜をつくって熱の逃げを抑えるので、湯あがりの温かさが長く続きます(いわゆる熱の湯)。
冷え性に
きず
塩化物・硫酸塩・硫黄を含むミネラル豊富な湯は、軽い切り傷や治りにくい肌に古くから良いとされます。
軽い切り傷に
疲労回復
温熱と浮力がストレス指標を下げ睡眠を改善。習慣的な入浴はうつの低さと関連します。
疲れ・ストレスに
注意
- 病気の活動期(特に熱のある場合)
- 活動性の結核
- 進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合
- 少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気
- むくみのあるような重い肝臓の病気
- 消化管出血
- 目に見える出血があるとき
- 慢性の病気の急性増悪期
源泉での測定
分析書より
- 筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)
- 胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)
- 軽症高血圧
- 耐糖能異常(糖尿病)
- 軽い高コレステロール血症
- 軽い喘息又は肺気腫
- 痔の痛み
- ストレスによる諸症状(睡眠障害など)
- 末梢循環障害
- 皮膚乾燥症
根拠
- Maeda M. 温泉の医学的効果とその科学的根拠. J. Hot Spring Science 70:197–207, 2021.
- Kario K et al. Hemodynamic Effects of Hot Spring Bathing. Hypertension Research 46(3):711–720, 2023.
- Naito Y et al. A Hot-Spring Water Improves Inflammatory Conditions in an Atopic Dermatitis Model. Biomedicines 13(11):2707, 2025.
- Donaubauer AJ et al. Serial radon spa therapy on pain in musculoskeletal disorders. Frontiers in Immunology, 2024.
- Verhagen AP et al. Balneotherapy for rheumatoid arthritis. Cochrane Database of Systematic Reviews CD000518, 2015.
- Takeda M et al. Hot spring bathing practices have a positive effect on mental health in Japan. Heliyon 9(9):e19631, 2023.