ホテル花小宿

湯の詳細

ホテル花小宿

湯の成分と効能、その根拠まで。

極楽泉源Gokuraku Spring Source

塩化物泉ナトリウム−塩化物温泉

神戸市北区有馬町に湧く極楽泉源。98℃を超える高温で自噴するナトリウム-塩化物温泉(高張性・中性・高温泉)で、湧出時は無色澄明・強い鹹味ながら、採取後数時間で褐色の沈殿を生じることが分析書に記されている。高張性の濃い塩化物泉は湯冷めしにくく、メタけい酸も約100 mg/kgと豊富で、いわゆる「美肌の湯」の系統。別表にはきりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症などの適応症が記載される。

こんな効能

温まり

塩分が肌に膜をつくって熱の逃げを抑えるので、湯あがりの温かさが長く続きます(いわゆる熱の湯)。

冷え性に

分析書記載:冷え性

筋肉・関節

温熱がこわばりをほぐし痛みの閾値を上げます。関節・筋肉の痛みには放射能泉と硫酸塩泉のエビデンスが特に強い。

肩こりに

分析書記載:運動麻痺における筋肉のこわばり

美肌

炭酸水素塩とアルカリ性が古い角質をやわらげ、メタけい酸がうるおいを与えてなめらかに。美人の湯と呼ばれる所以です。

乾燥・カサつきに

分析書記載:皮膚乾燥症

きず

塩化物・硫酸塩・硫黄を含むミネラル豊富な湯は、軽い切り傷や治りにくい肌に古くから良いとされます。

軽い切り傷に

分析書記載:きりきず

疲労回復

温熱と浮力がストレス指標を下げ睡眠を改善。習慣的な入浴はうつの低さと関連します。

疲れ・ストレスに

分析書記載:自律神経不安定症病後回復期疲労回復健康増進うつ状態

注意

禁忌症
  • 病気の活動期(特に熱のあるとき)
  • 活動性の結核
  • 進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合
  • 少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気
  • むくみのあるような重い腎臓の病気
  • 消化管出血
  • 目に見える出血があるとき
  • 慢性の病気の急性増悪期

成分(全項目)

バーは各イオンのミリ価%(その組内での電荷の割合)。20%以上が泉質名になります。ガス・けい酸・微量金属は重量のみで表示。

陽イオンミリ価%
  • ナトリウム4,336mgP96 全国
  • カルシウム443mgP91 全国
  • カリウム813mgP99 全国
  • 鉄(II)11.4mgP90 全国
  • マグネシウム5.0mgP51 全国
  • アンモニウム2.0mgP79 全国
  • マンガン2.5mgP95 全国
  • 亜鉛1.4mgP96 全国
  • アルミニウム0.20mgP69 全国
陰イオンミリ価%
  • 塩化物7,930mgP95 全国
  • 炭酸水素塩630mgP80 全国
  • 硫酸塩17.0mgP31 全国
  • 臭化物14.8mgP89 全国
  • フッ化物1.7mgP57 全国
  • 硫化水素0.50mgP57 全国
  • ヨウ化物1.9mgP85 全国
  • 炭酸塩0.30mgP13 全国
  • チオ硫酸< —mg
非解離成分重量で表示
  • メタほう酸130mgP96 全国
  • メタけい酸99.9mgP57 全国
溶存ガス重量で表示
  • 遊離二酸化炭素104mgP81 全国
  • 遊離硫化水素0.40mgP69 全国
微量成分重量で表示
  • 総水銀0.0009mgP54 全国
  • 総砒素< —mg
  • カドミウム< —mg
  • < —mg
  • < —mg

源泉での測定

pH
7.10
中性
源泉温度
98.1°C
高温泉
浸透圧
14.44g/kg
高張性
湧出量
66L/min
標準
遊離CO₂
104mg/kg
遊離H₂S
0.40mg/kg

分析書より

  • 筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)
  • 胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)
  • 軽症高血圧
  • 耐糖能異常(糖尿病)
  • 軽い高コレステロール血症
  • 軽い喘息又は肺気腫
  • 痔の痛み
  • ストレスによる諸症状(睡眠障害など)
  • 末梢循環障害

根拠

  1. Maeda M. 温泉の医学的効果とその科学的根拠. J. Hot Spring Science 70:197–207, 2021.
  2. Kario K et al. Hemodynamic Effects of Hot Spring Bathing. Hypertension Research 46(3):711–720, 2023.
  3. Naito Y et al. A Hot-Spring Water Improves Inflammatory Conditions in an Atopic Dermatitis Model. Biomedicines 13(11):2707, 2025.
  4. Donaubauer AJ et al. Serial radon spa therapy on pain in musculoskeletal disorders. Frontiers in Immunology, 2024.
  5. Verhagen AP et al. Balneotherapy for rheumatoid arthritis. Cochrane Database of Systematic Reviews CD000518, 2015.
  6. Li H et al. Bicarbonate Ionized Water Bathing Enhances Natural Killer Cell Activity. Scientific Reports 14:51851, 2024.
  7. Takeda M et al. Hot spring bathing practices have a positive effect on mental health in Japan. Heliyon 9(9):e19631, 2023.

妬泉源Uwanari Spring Source

含鉄泉ナトリウム−塩化物温泉 · +塩化物強塩泉

神戸市北区有馬町に湧く妬泉源。100℃を超える高温で自噴する含鉄-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性・中性・高温泉)で、溶存物質は約37.6 g/kgと海水を上回る濃さの強塩泉。湯上がりにも厚い塩のヴェールが残り、保温性は抜群。鉄分を多く含み、湧出時は無色澄明ながら採取後数時間で緑色の沈殿と淡緑色の濁りを生じることが分析書に記されている。メタけい酸も豊富で、別表にはきりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症などの適応症が記載される。

こんな効能

筋肉・関節

温熱がこわばりをほぐし痛みの閾値を上げます。関節・筋肉の痛みには放射能泉と硫酸塩泉のエビデンスが特に強い。

肩こりに

分析書記載:運動麻痺における筋肉のこわばり

温まり

塩分が肌に膜をつくって熱の逃げを抑えるので、湯あがりの温かさが長く続きます(いわゆる熱の湯)。

冷え性に

分析書記載:冷え性

美肌

炭酸水素塩とアルカリ性が古い角質をやわらげ、メタけい酸がうるおいを与えてなめらかに。美人の湯と呼ばれる所以です。

乾燥・カサつきに

分析書記載:皮膚乾燥症

疲労回復

温熱と浮力がストレス指標を下げ睡眠を改善。習慣的な入浴はうつの低さと関連します。

疲れ・ストレスに

分析書記載:自律神経不安定症病後回復期疲労回復健康増進うつ状態

注意

禁忌症
  • 病気の活動期(特に熱のあるとき)
  • 活動性の結核
  • 進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合
  • 少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気
  • むくみのあるような重い腎臓の病気
  • 消化管出血
  • 目に見える出血があるとき
  • 慢性の病気の急性増悪期

成分(全項目)

バーは各イオンのミリ価%(その組内での電荷の割合)。20%以上が泉質名になります。ガス・けい酸・微量金属は重量のみで表示。

陽イオンミリ価%
  • ナトリウム10,840mgP100 全国
  • カルシウム1,825mgP97 全国
  • カリウム2,045mgP100 全国
  • 鉄(II)67.0mgP99 全国
  • マグネシウム13.8mgP67 全国
  • マンガン17.1mgP99 全国
  • アンモニウム4.0mgP88 全国
  • 亜鉛0.05mgP75 全国
  • アルミニウム< —mg
陰イオンミリ価%
  • 塩化物21,980mgP100 全国
  • 炭酸水素塩298mgP63 全国
  • 硫酸塩29.6mgP37 全国
  • 臭化物38.7mgP96 全国
  • ヨウ化物5.1mgP94 全国
  • フッ化物0.30mgP25 全国
  • 硫化水素0.10mgP27 全国
  • 炭酸塩< —mg
  • チオ硫酸< —mg
非解離成分重量で表示
  • メタほう酸272mgP99 全国
  • メタけい酸160mgP76 全国
溶存ガス重量で表示
  • 遊離二酸化炭素136mgP85 全国
  • 遊離硫化水素0.20mgP65 全国
微量成分重量で表示
  • 総砒素< —mg
  • カドミウム< —mg
  • < —mg
  • 総水銀< —mg
  • < —mg

源泉での測定

pH
6.70
中性
源泉温度
100.5°C
高温泉
浸透圧
37.60g/kg
高張性
湧出量
120L/min
標準
遊離CO₂
136mg/kg
遊離H₂S
0.20mg/kg

分析書より

  • 筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)
  • 胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)
  • 軽症高血圧
  • 耐糖能異常(糖尿病)
  • 軽い高コレステロール血症
  • 軽い喘息又は肺気腫
  • 痔の痛み
  • ストレスによる諸症状(睡眠障害など)
  • きりきず
  • 末梢循環障害

根拠

  1. Maeda M. 温泉の医学的効果とその科学的根拠. J. Hot Spring Science 70:197–207, 2021.
  2. Kario K et al. Hemodynamic Effects of Hot Spring Bathing. Hypertension Research 46(3):711–720, 2023.
  3. Naito Y et al. A Hot-Spring Water Improves Inflammatory Conditions in an Atopic Dermatitis Model. Biomedicines 13(11):2707, 2025.
  4. Donaubauer AJ et al. Serial radon spa therapy on pain in musculoskeletal disorders. Frontiers in Immunology, 2024.
  5. Verhagen AP et al. Balneotherapy for rheumatoid arthritis. Cochrane Database of Systematic Reviews CD000518, 2015.
  6. Li H et al. Bicarbonate Ionized Water Bathing Enhances Natural Killer Cell Activity. Scientific Reports 14:51851, 2024.
  7. Takeda M et al. Hot spring bathing practices have a positive effect on mental health in Japan. Heliyon 9(9):e19631, 2023.

教育目的であり医療アドバイスではありません。持病のある方は温泉療法の前に医師にご相談ください。