1879年に開業した竹瓦温泉は、別府で最も象徴的な浴場です。唐破風の屋根を持つ堂々とした木造建築は「千と千尋の神隠し」の世界に例えられることも。名物の砂湯では、火山の地熱で温められた砂に15分間埋まり、通常の入浴では味わえない全身を包む温もりを体験できます。通常の浴場はわずか300円、砂湯は浴衣レンタル込みで1,500円。週末は早めに到着を。タトゥーOK。

2026年に訪れたい厳選20湯
別府は地球上で最も多くの温泉源を持つ街のひとつです。2,000を超える源泉が8つの温泉郷に広がる数百の共同浴場を支えています。選択肢が多すぎて、どこから始めればいいか迷ってしまうほどです。
私たちは長年にわたり別府の温泉を巡り、本当に特別な体験ができる20ヶ所を厳選しました。750年の歴史を持つ薬草蒸し風呂、火山の泥を全身に塗る泥湯、入浴料わずか100円の地元の銭湯まで、多彩な温泉をご紹介します。
別府温泉郷のおすすめ20選
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別府駅周辺の中心エリア。歴史ある共同浴場やユニークな温泉体験が徒歩圏内に集まっています。
1879年に開業した竹瓦温泉は、別府で最も象徴的な浴場です。唐破風の屋根を持つ堂々とした木造建築は「千と千尋の神隠し」の世界に例えられることも。名物の砂湯では、火山の地熱で温められた砂に15分間埋まり、通常の入浴では味わえない全身を包む温もりを体験できます。通常の浴場はわずか300円、砂湯は浴衣レンタル込みで1,500円。週末は早めに到着を。タトゥーOK。
1924年に地域住民の募金で建てられた、タイムカプセルのような浴場。白と緑のドイツ風尖塔屋根は現代の街並みの中でひときわ目を引きます。内装もレトロ感満載:浴槽は100年分の鉱物で染まり、当時の二段階制度が今も残ります。44.5°Cの「高等」と、さらに熱い48°Cの「並」の2種類。2階には格安の宿泊施設もあり、大正時代の建築に泊まれる貴重な体験。タトゥーOK。
典型的な地元の銭湯。住宅街にひっそりと佇む、小さくも手入れの行き届いた浴場で、入浴料わずか100円。単純温泉の穏やかな湯は毎日の入浴に最適。建物は別府の典型的なパターンで、1階が浴場、2階が集会場。常連客にとっては「みんなのリビング」のような存在で、地元の人々とスタッフの温かい会話が、お湯そのものと同じくらいの魅力です。
別府駅近くの小さな旅館。床から天井まで天然石で覆われた洞窟風の岩風呂が自慢で、街中にいながら秘密の地下温泉を発見したような気分に。岩風呂・露天風呂・檜風呂の3つの貸切風呂は日帰り利用で45分500円。宿泊客は追加料金なし。コンパクトながら湯の肌触りはなめらかで温かく、大型リゾートとは一線を画す親密な洞窟空間が魅力。
水の風呂ではありません。Kajuの酵素風呂は、杉と檜のおがくずが微生物発酵で自ら熱を生み出し、別府の地熱エネルギーも加わった浴槽に首まで埋まる体験。15〜20分の入浴は通常の温泉よりも深く体の芯から温まり、肌が驚くほどすべすべに。1回3,500円、要予約。別府駅から徒歩約20分。タトゥーOK。
別府の湯けむりの中心地。街中に噴気孔が立ち並び、数百年の入浴文化が息づいています。
日本で唯一ミシュラン・グリーンガイドで三つ星を獲得した温泉施設。7年連続の快挙。露天、檜、打たせ湯(男湯19筋、女湯8筋)、岩、酒、蒸し、砂など10種類以上の風呂を備えた温泉テーマパーク。独自の竹冷却システムで100°Cの源泉を薄めることなく適温まで下げ、すべて100%天然かけ流し。地獄蒸し料理で火山の蒸気を使って食材を蒸す体験も楽しめます。
1276年に遊行僧・一遍上人が開いた、日本最古級の療養浴。750年以上途切れることなく続く歴史。通常の温泉とはまったく異なる体験:石積みの蒸し室の中で、石菖(せきしょう)の薬草を敷いた床に横たわり、60〜70°Cの火山蒸気を浴びます。わずか8〜10分で通常のサウナ30分に相当するデトックス効果。入浴料700円、予約不可の当日受付のみ。珍しい足蒸しも併設。タトゥーOK。
湯気が立ち上る川沿いに佇む鉄輪で最も雰囲気のある銭湯。観光客にはなかなか見つけられない穴場。入浴料はわずか150円、灰色のパイプに入れる賽銭方式。男湯には厳めしい不動明王像(火と不動の仏教尊)が鎮座し、邪念を払うとされています。源泉は約90°Cで一晩かけてじっくり冷まされるため、朝一番の入浴者は完璧に整えられた新鮮な湯を楽しめます。湯の肌触りは格別にシルキー。
硫黄を豊富に含む乳白色の青い湯と、伝統的な湯の花小屋で知られる丘陵地区。
別府で最も有名な泥湯。火山灰を豊富に含む乳白色の泥を底からすくい上げ、天然のスクラブ兼フェイスパックとして全身に塗るのが正しい入り方。露天の泥湯は竹の仕切りのみで分けられた日本でも稀少な混浴(こんよく)風呂で、伝統的な混浴文化の貴重な生き残り。明礬の硫黄泉は抜群の美肌効果。屋内の泥湯は男女別。入浴料約1,500円。
1725年(享保10年)から途切れることなく営業を続ける、別府で最も歴史的に重要な温泉施設のひとつ。標高350mの別府最高地点に位置。湯の花を生産する伝統的な藁葺きの湯の花小屋が点在する敷地は壮観で、貸切風呂もこの小屋を模した竹壁と岩風呂のデザイン。乳白色からターコイズブルーに変化するシルキーな硫黄泉は美肌の湯として名高く、市街から湾まで見渡す眺望も格別。
併設のえびす屋旅館は1874年創業、明礬地区で最も歴史のある宿。レトロモダンな雰囲気を残す浴場で2種類の泉質を楽しめます。1階は杉造りの露天風呂で乳白色の硫黄泉、2階は石風呂と洞窟風露天風呂でより透明なマグネシウム泉。タトゥーOKで海外からの訪問者も歓迎、この地域で最もアクセスしやすい伝統的な温泉のひとつ。
別府屈指の絶景を誇る山小屋風の浴場。明礬大橋の大アーチ、別府湾、高崎山を一望するパノラマが広がります。湯は明礬ならではの湯の花が浮かぶ乳白色の硫黄泉。大きな岩の展望風呂は大人5〜6人がゆったり入れるサイズ。静かで隠れ家のような貸切家族風呂は小さなお子様連れのファミリーにも最適。
蒸気管と湯の花小屋の先に佇む、まさに「道の果て」のような山荘。地元の人には知られているが、観光客には見つけにくい隠れスポット。3つの風呂はすべて貸切(屋内2つ、大きな露天1つ)で、毎日新鮮な源泉に入れ替え。オーナーいわく「開けたての炭酸水のようなミネラル感」の湯。一人わずか550円は別府最高のコスパ。伝統的な日本家屋での宿泊も可能。
まるで民家を訪ねるような受付を済ませ、竹林の小道を抜けると、温度も泉質も異なる7つの天然源泉と天然の滝壺プールが待っています。竹に囲まれた浴室、石の床、森の景色が織りなす別府屈指の風情ある貸切風呂。オーナーはこの土地の歴史を100年以上前の湯の花小屋が立ち並んでいた時代まで遡って語ってくれます。地獄蒸し(天然の温泉蒸気で食材を蒸す)体験もできます。
海岸沿いのエリア。ビーチでの砂湯、クラシックな建築、高級リゾートの入浴が楽しめます。
別府唯一の海浜公園・正人ヶ浜ビーチに位置し、海を眺めながら砂湯を体験できる日本でも珍しいスポット。「砂かけさん」と呼ばれるスタッフが地熱で温められた砂に約10分間埋めてくれ、外側からじんわりと体が温まります。この地での砂湯の歴史は平安時代まで遡り、1276年に訪れた上人の名に由来。待っている人や入浴しない人のために、別府湾を望む無料の足湯もあります。
1897年頃に「浜田鉱泉」として発見された浴場。現在の建物は1935年の旧館を2002年に再建したもので、唐破風の装飾が懐かしい風情を醸し出しています。道路を挟んだ向かいには旧館が国の登録有形文化財として保存され、温泉資料館として機能。現役の浴場と歴史建築の組み合わせは、生きた温泉文化の貴重な断面。施設はバリアフリー対応で、スロープ・広い通路・手すりを完備。
別府湾に限りなく近く、海がそのまま浴槽の延長に感じられるブティックリゾート。1階の「潮騒の湯」は「海抜0メートルの温泉」と呼ばれ、浴槽から海水に手が届きそうなほど。8階のテラス風呂「松陽の湯」からは180度のパノラマビュー。宿泊なしの日帰り入浴も可能で、一度の訪問でも気軽にアクセスできます。
別府最古の温泉郷のひとつ。親密な地元の湯と文化的な出会いの場。
別府湾を一望するパノラマビューが広がる高台エリア。大型リゾート温泉とレトロな遊園地があります。
別府を代表する大型リゾートホテル。自慢の「棚湯」は日本の棚田をモチーフにした5段の露天風呂が連なり、別府湾の大パノラマを前に入浴できます。「アクアガーデン」には空と海に溶け込むインフィニティ展望風呂があり、毎晩音楽に合わせた噴水ショーも開催。静かな旅館というよりフルスケールのリゾート体験:温泉に浮き輪、ウォーターパーク、壮大なスペクタクルが楽しめます。
1929年開園の九州最古の遊園地で、昭和レトロの宝庫。レトロな乗り物、日本唯一の二重観覧車、木々の間をすり抜けるジェットコースター、アーケードゲームが別府湾を見渡すパノラマ温泉と共存。温泉は入園料に含まれ、30度の急斜面をケーブルカーで登った先に広がります。レトロ遊園地の楽しさと本格的な温泉リラックスが一度に味わえる、唯一無二の体験。